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  私どもは、北は丸太町通り、南は四条通り、東は鴨川西側、そして西は烏丸通り(一部は室町通り)で囲まれた地域に位置し、名前の通り、中京区の東側の地域となります。1947年(昭和22年)に誕生し今年で75歳を迎えます。2013年(平成25年)に任意団体から社団法人中京東部医師会へと改組しました。

  この中京区の街並みの起源は平安時代にまでさかのぼります。平安京では唐の都を模して碁盤の目状に町が形成されました。応仁の乱後は、治安が悪化したため自警団として町組が編成され、この町組が時代の変遷とともに姿を変えながら継承されていきました。 明治時代に東京遷都により京都の人口は減っていき荒廃していきました。そんな京都を立て直そうと各町組に一つの教育施設を作ることが計画され、明治2年に番組小学校が創設されました。これが柳池小学校で、今は御池中学校の敷地内に「日本最初小学校 柳池校」の石碑が残っています。ここは子どもたちが勉強する場所であり、地域の人が集まる場所でもありました。法令により全国に小学校ができる3年も前に、この地域では町衆の手で小学校が創られ、現在まで受け継がれています。

  このような歴史ある地域ですが、ずっと住んでおられる方や新しく転居してこられた方、通勤、通学されている方、若いご夫婦、ご高齢の方々までいろいろな方々が、モザイクのように、さらに錦織りのように地域を彩って、生活の場、働く場、そして学ぶ場としておられます。

  これからの地区医師会はどのように活動していったらいいのでしょうか。私どもは通常の診療はもちろん、健診活動や介護事業、学校保健、また予防医療としてのワクチン接種にも協力しています。私どもの研鑽としてだけでなく、市民向けの健康づくりの勉強会も随時開催しております。

  この地域には大きな総合病院はありません。しかし、会員それぞれの医療機関が、かかりつけ医としての健康管理から高い専門性を持つ診療まで幅広い診療をしているのがこの地域の特徴の一つです。各医療機関同士、また大学病院、基幹病院とも連携をとり、地域の皆さまに最善の医療を提供できるようにと活動しております。

  これからも、困った時の相談相手として、ともに悩み、考え、話し合い、かかりつけ医としての役割をしっかりと果たしてまいりたいと考えております。withコロナのこれからの時代ですが、先人に習い地域の皆さまにとっても、地域社会にとっても、会員医師にとっても、well-being(ウェルビーイング)を高めるような地域社会を創っていきたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。

  このホームページでは、医師会会員の標榜科、医療機関の場所、診療時間などをわかりやすいようにお知らせしております。ご活用いただければ幸いに存じます。

一般社団法人中京東部医師会 会長 新屋明美



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